ややゆったりとしたテンポの「粋調(すいちょう)」のお囃子と、 それに合わせた優雅でしなやかな差し足の女踊り。時に優しく、 時にキレよく団扇をさばく力強い男踊り。そして身も心も踊りだすような唄い手の技で、 伝統的な正調阿波踊りを貫いています。

男女とも藍色に染め抜かれた竹格子柄は、うずき連の特徴でもある 強さとしなやかさを、そして真っ直ぐな心の持ちようと互いに支え 合う結束力を表現しています。 また鳴物衆は立ち姿そのものが成熟し た1本の竹を表しています。女性の腰に光る鼓型の「お飾り」は初 代から受け継いできたものです。

粋調の鳴物に合わせた男女の踊りのコントラスト、そして弾むよう な「よしこの」の唄声で、古き良き時代から受け継がれた阿波の心 を表現しています。「温故知新」が信条です。